2022年10月10日、第十八番 海岸寺(かいがんじ)へ。

僕が生まれた町、高知県から香川県に来たのが約30年前。その当時はまだバブルもはじける前で、しかも僕も二十歳そこそこ。

無駄に香川県の海岸線を、当時の愛車ホンダのシティーという車のカブリオレ(オープンカー)で、よくドライブしていて、その途中にあったお寺、海岸寺。

今までお遍路に興味がなく、ずっと気になってたものの立ち寄ったことのない場所。

ついに初めて訪れました。



駐車場は写真の看板のすぐ手前横にあり、車を降りるとすぐ本堂がありました。

前の神野寺でロウソクが切れたので、真っ先に本堂の中でロウソクを購入(購入時300円)。

本堂横には納経所があり、お若い?住職さんが大師堂の場所を親切に教えてくれました。

また、納経所は本堂と大師堂、どちらにもあり、御朱印はどちらでもらってもOK!ということも教えてもらいました。

大師堂は本堂の前の道を西に180mほど行って、左折して少し入った所にありました。



参道に入ると、この日は風が強く木々が揺れ、葉っぱの隙間から差し込む太陽の日差しで、キラキラの光が参道を照らしておりました。



夏の暑さもなく、かといって冬の寒さもなく、気持ちいい風も吹き抜けます。

緑も多いので、少し季節や時間が違えばもっと虫もいるはずなのに、全然感じず、

一言でいうとここ数年で一番清々しい感覚になりました。

お経を終え大師堂の横の納経所には感じの良い女の人が座っておりましたが、

御朱印は、親切に大師堂の場所を説明してくれた住職さんの方でもらおうと思い、本堂へ戻りました。(ごめんなさい)

本堂では先ほどの住職さんがおられて、少しお話を聞かせてくれました。

大師堂の方は、大師様が生まれた場所らしく、海岸寺の「奥の院」と言われているそうです。

また出生地ということもあり、大師様自身が木彫りで自刻像を彫ったといわれ、今でも大師堂の中にあるらしいです。

ただ本堂と大師堂の距離が少し離れていることもあり、「大師堂がない」と思ってそのまま次のお寺へ向かい人も多いとのこと。

そうゆう背景のもと、住職さんに次の「言葉?」「ことわざ?」を教えてもらいました。

「海岸寺 本堂 参って 奥の院(大師堂) 参らぬは

高野山 金剛峯寺 参って 奥の院 御廟(ごびょう) 参らぬと同じ」

こんな言葉があるらしいです。

凄いことを教えてもらった!と思い家に帰ってきてから、

この言葉、最初に誰が言ったのか、聞くの忘れた><

と後悔。

また次に海岸寺に行ったときに聞こう!と心に誓いました。

最後に、それにしても、あの奥の院の参道のキラキラ、なんともいえない感覚。

まだ社会に出てない、10代の時は、あんなふうに周りの景色がキラキラに見えてた時がすごくあった気がします。

大人になり、仕事を頑張ってお金を稼ぎ、いい生活をしたい!もちろんそれは生きていくうえで大切なことだけど

自分で商売しているうちに、いつからか、どうやったら物が売れるだろう!的な考えが強くなっていった気がします。

その考えを僕はまだ捨てきれませんが、一瞬でもそこから気持ちが離れ、無心になれた時、

こんなキラキラな景色が見えるのかな?とちょっと考えてしまいました。

海岸寺に行ったこと、僕の人生の時間の内の一瞬でしたが、すごく大切な一瞬でした。

第十八番 海岸寺(かいがんじ)